公開MCネタ帳(2020.5.4)緊急事態の裏ドラ
緊急事態宣言の延長が月末までとのこと。私個人は「致し方なし」と判断している。
休業、休校、営業自粛とそれぞれの立場での難事にぶつかっているところでしょう。生命の危機に立ち向かわなければならない医療現場やライフラインに従事してくれている方たちには頭が上がらないですが、私も社会システムの底辺に近い部分に携わる福祉現場も休業という選択肢は有り得ない。非常事態であってもほぼ普段通りの業務が継続されている。
そんな時風の中で、趣味や遊興施設を利用してしまう人たちという切り口での報道をテレビで見かける。趣味がこれしかない、ストレスが溜まるから、経済を回すために、自粛疲れと様々な理由や背景があるようですが、自分の欲求を他者や社会の負担を顧みずに行動化してしまうのは依存症の症状ですから。直面する感染拡大の問題とともに、日常では見ようとしないと見えない歪がちょうど現れ始めている気がする。
テレビが家にない私が何故、そんなタイムリーな時事ネタを持ち出してきたのか。
緊急事態で誰もが外出自粛をしている中で、ある友人から緊急入電。
「家族が緊急手術をすることになった。家に誰もいなくなる、留守番をしてくれないか」との依頼。
その友人宅には障がいがある家族がいて誰かが見守りや手伝いがなければ、日常生活でさえも維持ができない。最悪、ここで私が外出をしてかの友人宅の援助をして感染をしたとしても、道理も反せず自分の行動を説明できると思い依頼を受諾。
こういう境遇の人たちもいる。「我が都合」や「我が理由」をもつのは大事だが、いろいろな人たちの都合や理由を理解してからでも、発言や行動を起こすのは遅くはないとは思う。
と言っても始終、障がいのある家族を見守ったり手伝いをしている訳ではないので、自分の家のように勝手にコーヒーを淹れて、することがないから悠長にテレビを見て、お菓子をつまんで「STAY ANOTHER HOME」を満喫しながら主張するような話でもないような気もするけれど。
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