公開MCネタ帳(2020.5.23)名曲百選
感染拡大を防止するために「新しい生活様式」が提言されています。
もちろん命を守る行動と選択が最優先されるべきだとは考えますが、変化を前に反発や不安を感じる部分もある。
アマチュアバンドマンなれど特に反発と不安を感じるのが、「歌や応援は距離をとるかオンエアで」の項目。現在、苦境にあえぐライブハウスはそれこそ三密のシンボルのようになってしまっている。確かに物理的に見ても、音漏れを防ぐための密閉、ビッグバンドになるほど密集、盛り上がれば上がるほど密接である。
だったら音楽ライブは無観客でオンラインを有料で聴くようにすればいいじゃないか。とはならないで欲しいという願いと、そんなふうに簡単に文化は死なないという確信もある。
ということで、今日オシのバンドは「Saucy Dog」という3ピースバンド。事前情報も全くなく去年の夏のsweet love showerで聴いて非常に好印象。そのまま暮れにcount down JAPANで聴いたときはトリハダものでした。その時の演奏はある意味で神がかっていたという印象があります。バンドのライブって、大音量でウァーとなってグチャグチャってなってという盛り上がり方をすることが多いですが(それはそれで非常にいいのですが)、この時は「凛とした音」という表現が良いのだと思う。例えて言うなら、日の出前の静かで空気が澄んでいる時のような。ドラム、ベース、ギター、ボーカル、コーラスの音量とバランスが最高級の絶妙さ、バンドメンバーの演奏はさる事ながら、おそらくPAを始めとしたスタッフの総力が見事にマッチした結果だと思う。
文章で書いてたって全然伝わらないように、オンラインやモニター越しの音ではそういう空気って感じられない。いろんなことが上手くいって、また生の音を感じられるような環境に戻ってきますように。
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